胸部・腹部X線
X線検査とは?
X線検査(レントゲン検査)は、放射線を利用して体内の臓器や骨の状態を画像として映し出す検査です。特に胸部X線は肺や心臓の異常を、腹部X線は消化管や腹部の異常を確認するために用いられます。
胸部X線検査でわかること
胸部X線検査では、主に以下のような疾患や異常を発見できます。
- 肺の病気(肺炎、肺結核、肺がん、気胸、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など)
- 心臓の異常(心肥大、心不全の兆候)
- 胸水(肺の周囲にたまる水分)
異常が見つかった場合は、さらにCT検査や血液検査などを行うことがあります。
腹部X線検査でわかること
腹部X線検査では、以下のような病気や異常を調べることができます。
- 腸閉塞(イレウス):腸にガスがたまり、詰まりがないかを確認します。
- 消化管穿孔(腸に穴が開く病気):腹腔内のガスの有無をチェックします。
異常が疑われる場合は、超音波検査やCT検査などを追加で行うことがあります。
X線検査のメリット
- 短時間で簡単に受けられる(5~10分で終了)
- 肺や心臓、消化器の異常をすばやくチェックできる
- 痛みを伴わない
- 緊急時の診断にも有効(肺炎、腸閉塞など)
こんな方におすすめ
- 咳や息苦しさが続く方
- 胸の痛みや動悸がある方
- 発熱や倦怠感が長引く方
- 腹痛や吐き気が続く方
- 健康診断として定期的にチェックしたい方
X線検査を受ける際の注意点
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方は、事前に医師にご相談ください。
- X線被ばく量は非常に少なく、安全性が高い検査ですが、不安な方はご相談ください。
- 検査前に金属類(アクセサリー、ベルト、ワイヤー入りの下着など)は外してください。
当クリニックでのサポート
検査結果は医師が丁寧に説明し、必要に応じて追加の検査や治療をご提案いたします。
